瀬戸岡古墳群~二宮神社ウォーク
 期 日   2022年12月16日(金)
 天 候  晴れ
 参加者  3名
  行 程  所沢駅(8:34)→小平・拝島→秋川駅→大塚古墳→あきる野市役所→滝山街道→瀬戸岡古墳群→昼食→秋川駅→東秋留駅→二宮神社・考古館→東秋留駅→拝島・小川・東村山→所沢駅

 快晴に恵まれ,途中乗り継ぎした拝島駅では構内のテラスから真っ白な雪をいただいた富士山と,その前景の丹沢山塊がくっきりと望めた。JR五日市線の秋川駅におりたつと,3人の女性像のモニュメントが出迎えてくれる。目の前を走る五日市街道を数百mほど拝島方面に歩くと,公園のなかに大塚古墳がある。高さ6m,周囲130mの方墳で,ちょっとした山登りの気分を味わった。山腹のモミジが満開で美しかった。秋川方面に,滝山丘陵の向こうに富士山が顔を望かせている。頂上に1本のイチョウの木があり,たくさんの銀杏が落ちていた。しばらく銀杏拾いを楽しんだ。五日市街道をはさんで向かい側にあきる野市役所があり,そこに立ちよった。
 これから向かう瀬戸岡古墳群についての情報を入手しようとしたが,市の人もあまり詳しくはなかった。
市役所から滝山街道を青梅方面に歩いた。かなり距離があり,神明社で休息。やっと瀬戸岡古墳群にたどり着いた。ただしここは民有地であり,東京都指定史跡で全周が金網で囲まれており,立入はできなかった。すぐ近くを流れる平井川の右岸に位置し,段丘面と緩やかな段丘崖を利用して狭い範囲に,50基ほどの石室墳が密集しているかなり珍しい古墳とのことである。
 そこから秋川駅まで戻り,電車で東秋留駅まで移動した。二宮神社は駅からあまり遠くなく,五日市街道に隣接する。ここはあきる野台地の東端に位置し,多摩川を挟んで対岸の拝島・福生市街地がよく見える。ときどき横田基地を発着する米軍の軍用機が頭上を飛び交う。二宮神社は,武蔵総社六所宮の「二の宮」に坐す由緒ある神社である。神社に参拝したあと,敷地内にある考古館を訪ねた。ここには多摩地方で発掘された石器時代から縄文時代のたくさんの遺物(石器,鏃,瓶など)がきれいに陳列されている。多摩川と秋川と平井川に囲まれ,水の便がよく日当たりも良い,ここ「あきる野の台地」は古くから人が居住した住みやすい場所だったことが窺える。富士山と丹沢山塊に近づきつつある夕日を見ながら,東秋留駅から帰途についた。

                                                  (ウォーキング)

    
拝島駅のテラスからの富士山
手前が滝山丘陵、その後ろは丹沢山塊
JR五日市線 秋川駅前のモニュメント
3人の女性像
   
 大塚古墳の全景
高さ約6m、周囲約130mの方墳
大塚古墳のモミジ
満開の紅葉
   
大塚古墳頂上の石碑
イチョウの銀杏がたくさん落ちていた
二宮神社
五日市街道に隣接し、多摩川対岸に拝島市街を望める
   
瀬戸岡古墳群
東京都指定史跡で、金網に囲まれている
平井川右岸の段丘面の突端に位置する。
50基ほどの古墳(横穴式石室)が密集する 


    

    
     
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